中山ダート1200mは、短距離ダートらしくスピード性能が重要ですが、種牡馬データを開催前半・後半に分けてみると、同じ血統でも成績が大きく変化するケースがあります。
2022〜2025年のデータを、
開催1〜4日目=開催前半
開催5日目以降=開催後半
として比較すると、特に目立ったのが、
- ディーマジェスティ
- シルバーステート
- ホッコータルマエ
- ヘニーヒューズ
- フォーウィールドライブ
- マクフィ
です。
例えばディーマジェスティは、
前半複勝率38.1%
→後半16.7%
まで低下。
一方、ヘニーヒューズは、
前半23.8%
→後半33.1%
と開催後半で成績を上げています。
中山ダート1200mでは、
「ダート短距離向きの種牡馬だから買う」だけでなく、開催時期まで確認する
ことで血統データをより実戦的に使えます。
中山ダート1200mの種牡馬傾向を先に結論
開催前半で狙いたい
ディーマジェスティ
- 前半21走
- 複勝率38.1%
- 後半24走
- 複勝率16.7%
- 前半+21.4pt
シルバーステート
- 前半27走
- 複勝率29.6%
- 後半38走
- 複勝率13.2%
- 前半+16.5pt
ホッコータルマエ
- 前半38走
- 複勝率26.3%
- 後半55走
- 複勝率16.4%
- 前半+10.0pt
シニスターミニスター
- 前半49走
- 複勝率24.5%
- 後半62走
- 複勝率16.1%
- 前半+8.4pt
開催後半で狙いたい
フォーウィールドライブ
- 前半26走
- 複勝率23.1%
- 後半30走
- 複勝率33.3%
- 後半+10.3pt
マクフィ
- 前半49走
- 複勝率8.2%
- 後半66走
- 複勝率18.2%
- 後半+10.0pt
ヘニーヒューズ
- 前半151走
- 複勝率23.8%
- 後半142走
- 複勝率33.1%
- 後半+9.3pt
イスラボニータ
- 前半54走
- 複勝率22.2%
- 後半70走
- 複勝率28.6%
- 後半+6.3pt
中でもヘニーヒューズは293走という非常に大きなサンプル。
差は10ポイント未満ですが、信頼度を考えると非常に重要な後半型です。
開催前半・後半の定義
この記事では、
- 開催1〜4日目=開催前半
- 開催5日目以降=開催後半
として集計しています。
対象は2022〜2025年の中山ダート1200m。
出走取消・競走除外を除くと、
494レース・実出走7,665頭
です。
内訳は、
- 開催前半:3,486頭
- 開催後半:4,179頭
となっています。
中山ダート1200m|開催前半で狙いたい種牡馬
ディーマジェスティ|前半複勝率38.1%
今回かなり目立つ前半型です。
| 期間 | 出走数 | 勝率 | 連対率 | 複勝率 |
|---|---|---|---|---|
| 開催前半 | 21 | 14.3% | 33.3% | 38.1% |
| 開催後半 | 24 | 4.2% | 16.7% | 16.7% |
複勝率差は21.4ポイント。
連対率も、
33.3% → 16.7%
と半減しています。
まだ合計45走なので超大サンプルではありませんが、前後半差はかなり明確です。
シルバーステート|芝だけでなくダート1200mでも前半型
シルバーステートは、
| 期間 | 出走数 | 勝率 | 連対率 | 複勝率 |
|---|---|---|---|---|
| 開催前半 | 27 | 7.4% | 18.5% | 29.6% |
| 開催後半 | 38 | 5.3% | 10.5% | 13.2% |
複勝率差は16.5ポイント。
芝種牡馬のイメージが強いですが、中山ダート1200mに出走してきた産駒では開催前半の成績が高くなっています。
血統イメージだけで消すのではなく、
実際のコース成績を見る価値がある種牡馬
です。
ホッコータルマエ|前半の方が安定
ホッコータルマエは、
| 期間 | 出走数 | 勝率 | 連対率 | 複勝率 |
|---|---|---|---|---|
| 開催前半 | 38 | 2.6% | 13.2% | 26.3% |
| 開催後半 | 55 | 3.6% | 10.9% | 16.4% |
複勝率差は約10ポイント。
勝率自体は高くありませんが、開催前半では4頭に1頭以上が馬券圏内。
1着固定より相手向き
前半の勝率2.6%に対して複勝率26.3%。
そのため、
単勝よりワイド・3連複などの相手候補
として使いやすい傾向です。
シニスターミニスターも前半寄り
中山ダート短距離では馴染みのあるシニスターミニスター。
- 前半49走:複勝率24.5%
- 後半62走:複勝率16.1%
で前半+8.4ポイント。
10ポイント差には届きませんが、合計111走あります。
中山ダート1200mの開催前半では、
少し評価を上げたい種牡馬
です。
コパノリッキーも前半寄り
コパノリッキーは、
- 前半51走:複勝率25.5%
- 後半64走:複勝率15.6%
で前半+9.9ポイント。
ほぼ10ポイント差です。
前半では連対率17.6%ありますが、後半は10.9%。
中山ダート1200mでは、
開催前半での方が馬券に絡みやすい
という結果でした。
中山ダート1200m|開催後半で狙いたい種牡馬
ヘニーヒューズ|大サンプルで後半型
今回最も実戦的に重要なのがヘニーヒューズです。
| 期間 | 出走数 | 勝率 | 連対率 | 複勝率 |
|---|---|---|---|---|
| 開催前半 | 151 | 9.3% | 15.9% | 23.8% |
| 開催後半 | 142 | 16.2% | 21.8% | 33.1% |
後半になると、
- 勝率:9.3% → 16.2%
- 連対率:15.9% → 21.8%
- 複勝率:23.8% → 33.1%
とすべて上昇しています。
しかも293走。
これはかなり大きなサンプルです。
ヘニーヒューズは後半なら1着候補にも
複勝率だけでなく勝率が、
9.3% → 16.2%
まで上昇している点が重要です。
開催後半では相手候補だけでなく、
単勝や1着固定まで考えられる血統
です。
中山ダート1200mの開催後半では、まずチェックしたい種牡馬の一頭です。
フォーウィールドライブ|後半複勝率33.3%
今後特に注目したいのがフォーウィールドライブ。
| 期間 | 出走数 | 勝率 | 連対率 | 複勝率 |
|---|---|---|---|---|
| 開催前半 | 26 | 11.5% | 23.1% | 23.1% |
| 開催後半 | 30 | 3.3% | 13.3% | 33.3% |
複勝率は後半で10.3ポイント上昇。
ただし勝率は逆に低下しています。
つまり後半では、
2〜3着を含めた相手候補として面白いタイプ
です。
マクフィ|前半8.2%から後半18.2%
マクフィは、
| 期間 | 出走数 | 勝率 | 連対率 | 複勝率 |
|---|---|---|---|---|
| 開催前半 | 49 | 2.0% | 8.2% | 8.2% |
| 開催後半 | 66 | 9.1% | 15.2% | 18.2% |
複勝率差は10ポイント。
絶対的な複勝率はヘニーヒューズほど高くありませんが、
勝率が2.0%から9.1%へ上昇
している点は注目です。
人気薄なら穴候補として面白い血統です。
イスラボニータも後半寄り
イスラボニータは、
- 前半54走:複勝率22.2%
- 後半70走:複勝率28.6%
で後半+6.3ポイント。
勝率も、
5.6% → 11.4%
まで上昇しています。
前後半差はそこまで大きくありませんが、124走あるので、
開催後半ならプラス評価
できる種牡馬です。
ミッキーアイルも後半で安定
ミッキーアイルは、
- 前半46走:複勝率19.6%
- 後半62走:複勝率25.8%
で後半+6.2ポイント。
短距離適性の高い血統らしく、中山ダート1200mでも一定の成績を残しています。
開催後半なら相手候補としてチェックしたい種牡馬です。
ダノンレジェンドは開催時期を問わず安定
ダノンレジェンドは、
- 前半60走:複勝率26.7%
- 後半81走:複勝率30.9%
と大きな差はありません。
総合では、
- 141走
- 勝率12.1%
- 連対率19.9%
- 複勝率29.1%
と優秀。
開催前半・後半よりも、
中山ダート1200mそのものとの相性
を評価したい種牡馬です。
中山ダート1200mの種牡馬総合成績
2022〜2025年全体で30走以上した種牡馬の複勝率上位を見ると、
| 種牡馬 | 出走数 | 勝率 | 連対率 | 複勝率 |
|---|---|---|---|---|
| デクラレーションオブウォー | 30 | 13.3% | 30.0% | 40.0% |
| エイシンヒカリ | 53 | 5.7% | 18.9% | 37.7% |
| ミスターメロディ | 33 | 15.2% | 33.3% | 36.4% |
| ルヴァンスレーヴ | 31 | 19.4% | 25.8% | 32.3% |
| リアルスティール | 85 | 7.1% | 18.8% | 31.8% |
| ダノンレジェンド | 141 | 12.1% | 19.9% | 29.1% |
| ディスクリートキャット | 152 | 12.5% | 23.0% | 28.9% |
| フォーウィールドライブ | 56 | 7.1% | 17.9% | 28.6% |
| ヘニーヒューズ | 293 | 12.6% | 18.8% | 28.3% |
| イスラボニータ | 124 | 8.9% | 14.5% | 25.8% |
特に注目したいのは、
ダノンレジェンド
ヘニーヒューズ
ディスクリートキャット
のように、大きなサンプルでも安定している種牡馬です。
ルヴァンスレーヴは今後かなり注目
ルヴァンスレーヴはまだ31走ですが、
勝率19.4%
複勝率32.3%
と高水準。
2025年だけでも23走して勝率21.7%。
産駒が増えるにつれて、中山ダート1200mで重要な種牡馬になる可能性があります。
現時点では、
今後データを追いたい新勢力
です。
2025年の中山ダート1200mで好調だった種牡馬
2025年単年で10走以上した種牡馬では、
| 種牡馬 | 出走数 | 勝率 | 連対率 | 複勝率 |
|---|---|---|---|---|
| ナダル | 12 | 16.7% | 41.7% | 50.0% |
| デクラレーションオブウォー | 13 | 15.4% | 46.2% | 46.2% |
| モズアスコット | 21 | 14.3% | 28.6% | 42.9% |
| ミッキーアイル | 19 | 10.5% | 21.1% | 42.1% |
| ミスターメロディ | 30 | 16.7% | 36.7% | 40.0% |
| マテラスカイ | 13 | 15.4% | 30.8% | 38.5% |
| ディスクリートキャット | 38 | 15.8% | 28.9% | 34.2% |
| ルヴァンスレーヴ | 23 | 21.7% | 21.7% | 30.4% |
| アジアエクスプレス | 41 | 4.9% | 24.4% | 29.3% |
| フォーウィールドライブ | 41 | 9.8% | 19.5% | 29.3% |
2025年の新しい血統では、
ナダル
モズアスコット
ミスターメロディ
ルヴァンスレーヴ
フォーウィールドライブ
あたりが特に気になります。
ナダルはまだ12走だが複勝率50%
ナダル産駒は2025年に12走して、
- 勝率16.7%
- 連対率41.7%
- 複勝率50.0%
という非常に高い数字。
ただし12走しかありません。
現時点では、
「中山ダート1200mで今後注目したい種牡馬」
として追跡する段階です。
データが30〜50走まで増えても高水準を維持するようなら、かなり重要な血統になります。
モズアスコットも2025年好調
モズアスコットは21走で、
複勝率42.9%。
勝率も14.3%。
母数はまだ少ないですが、今後産駒が増える種牡馬なので、
2026年以降の中山ダート1200mでは要チェック
です。
中山ダート1200mで種牡馬データを使うポイント
① 開催前半ならディーマジェスティ
前半複勝率38.1%。
前後半差も21ポイント以上あります。
② ホッコータルマエは前半の相手候補
前半複勝率26.3%。
勝率は低いため、1着固定より3連系向きです。
③ 開催後半ならヘニーヒューズ
最重要候補。
後半142走で、
勝率16.2%・複勝率33.1%
はかなり優秀です。
④ ダノンレジェンドは開催時期を問わない
前半26.7%、後半30.9%。
開催時期で大きく評価を変える必要がなく、
コース適性そのものを評価
できます。
⑤ 新種牡馬は2025年成績も確認
ナダルやモズアスコットなどは複数年データでは母数不足。
こうした新種牡馬は、
直近1年+今後の成績推移
を追うことが重要です。
開催前半で狙いたい種牡馬まとめ
最注目
ディーマジェスティ
- 前半複勝率38.1%
注目
シルバーステート
- 前半複勝率29.6%
注目
ホッコータルマエ
- 前半複勝率26.3%
相手候補
シニスターミニスター
- 前半複勝率24.5%
相手候補
コパノリッキー
- 前半複勝率25.5%
開催後半で狙いたい種牡馬まとめ
最重要
ヘニーヒューズ
- 後半142走
- 勝率16.2%
- 複勝率33.1%
注目
フォーウィールドライブ
- 後半複勝率33.3%
穴候補
マクフィ
- 後半勝率9.1%
- 前半から大幅改善
注目
イスラボニータ
- 後半複勝率28.6%
注目
ミッキーアイル
- 後半複勝率25.8%
開催時期を問わず注目したい種牡馬
ダノンレジェンド
- 141走
- 総合複勝率29.1%
ディスクリートキャット
- 152走
- 総合複勝率28.9%
ルヴァンスレーヴ
- 総合勝率19.4%
- 今後さらにデータ増加が期待できる
さらに新勢力として、
- ナダル
- モズアスコット
- ミスターメロディ
も今後注目したい種牡馬です。
中山ダート1200mの種牡馬傾向まとめ
2022〜2025年の中山ダート1200mを開催前半・後半に分けると、
前半型
- ディーマジェスティ
- シルバーステート
- ホッコータルマエ
- シニスターミニスター
- コパノリッキー
後半型
- ヘニーヒューズ
- フォーウィールドライブ
- マクフィ
- イスラボニータ
- ミッキーアイル
安定型
- ダノンレジェンド
- ディスクリートキャット
今後注目
- ルヴァンスレーヴ
- ナダル
- モズアスコット
- ミスターメロディ
という特徴が確認できました。
特に実戦で重要なのは、
開催後半のヘニーヒューズ。
前半151走・後半142走という非常に大きなサンプルで、
複勝率23.8% → 33.1%
勝率9.3% → 16.2%
まで上昇しています。
一方、開催前半ではディーマジェスティやホッコータルマエなどの成績が高くなっています。
中山ダート1200mでは、
種牡馬の短距離適性だけでなく、開催前半・後半まで分けて評価する
ことで、血統データをより実戦的に活用できます。
ラップ・持ち時計・脚質・馬場状態・人気と組み合わせて馬券判断に使ってください。
データについて
この記事では、2022〜2025年の中山ダート1200mを種牡馬別に集計しています。
対象は、
494レース・実出走7,665頭。
開催区分は、
1〜4日目=開催前半
5日目以降=開催後半
です。
出走取消・競走除外は出走数から除外しています。
また、現在の馬券検討で使いやすくするため、出走機会が今後大きく減少する種牡馬よりも、現役でデータが増えている種牡馬や、現在も出走数の多い種牡馬を優先して取り上げています。


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