阪神ダート1200mでは、開催前半と後半で種牡馬成績が大きく変化するケースがあります。
2022〜2025年のデータを、
開催1〜4日目=開催前半
開催5日目以降=開催後半
として比較すると、特に目立ったのが、
- モーリス
- サトノアラジン
- ドレフォン
- シャンハイボビー
- ディスクリートキャット
- ヘニーヒューズ
です。
モーリスは、
前半複勝率39.3%
→後半28.0%
と開催前半で好成績。
一方、シャンハイボビーは、
前半15.8%
→後半42.1%
まで大きく上昇しています。
阪神ダート1200mでは、
「ダート短距離向きの血統」だけでなく、開催時期まで分けて評価する
ことで種牡馬データをより実戦的に使えます。
阪神ダート1200mの種牡馬傾向を先に結論
開催前半で狙いたい
モーリス
- 前半28走
- 勝率14.3%
- 複勝率39.3%
- 後半25走
- 複勝率28.0%
- 前半+11.3pt
サトノアラジン
- 前半16走
- 勝率18.8%
- 複勝率37.5%
- 後半22走
- 複勝率22.7%
- 前半+14.8pt
ドレフォン
- 前半42走
- 勝率19.0%
- 複勝率31.0%
- 後半37走
- 複勝率21.6%
- 前半+9.3pt
シルバーステート
- 前半21走
- 複勝率28.6%
- 後半16走
- 複勝率12.5%
- 前半+16.1pt
開催後半で狙いたい
シャンハイボビー
- 前半19走
- 複勝率15.8%
- 後半19走
- 複勝率42.1%
- 後半+26.3pt
ディスクリートキャット
- 前半19走
- 複勝率21.1%
- 後半21走
- 複勝率38.1%
- 後半+17.0pt
エスポワールシチー
- 前半26走
- 複勝率19.2%
- 後半23走
- 複勝率34.8%
- 後半+15.6pt
ダノンレジェンド
- 前半16走
- 複勝率18.8%
- 後半24走
- 複勝率29.2%
- 後半+10.4pt
ヘニーヒューズ
- 前半70走
- 複勝率24.3%
- 後半66走
- 複勝率30.3%
- 後半+6.0pt
特に母数まで考えると、
前半のドレフォン
後半のヘニーヒューズ
は実戦で使いやすいデータです。
一方、シャンハイボビーは38走ながら前後半差が非常に大きく、開催後半で注目したい血統です。
開催前半・後半の定義
この記事では、
- 開催1〜4日目=開催前半
- 開催5日目以降=開催後半
として集計しています。
2022〜2025年の阪神ダート1200mは、
224レース・実出走3,293頭
が対象。
内訳は、
- 開催前半:1,703頭
- 開催後半:1,590頭
です。
出走取消・競走除外などは出走数から除外しています。
阪神ダート1200m|開催前半で狙いたい種牡馬
モーリス|前半複勝率39.3%
開催前半で特に好成績なのがモーリスです。
| 期間 | 出走数 | 勝率 | 連対率 | 複勝率 |
|---|---|---|---|---|
| 開催前半 | 28 | 14.3% | 32.1% | 39.3% |
| 開催後半 | 25 | 8.0% | 16.0% | 28.0% |
複勝率差は前半側に11.3ポイント。
さらに連対率は、
32.1% → 16.0%
と半減しています。
モーリスには芝のイメージもありますが、阪神ダート1200mでは開催前半に高い数字が出ています。
モーリスは前半なら軸候補にも
前半28走で、
勝率14.3%
連対率32.1%
複勝率39.3%
はかなり優秀。
開催前半なら、
- 単勝
- 馬連
- ワイド
- 3連系の軸
まで含めて評価できます。
サトノアラジン|前半複勝率37.5%
サトノアラジンは、
| 期間 | 出走数 | 勝率 | 連対率 | 複勝率 |
|---|---|---|---|---|
| 開催前半 | 16 | 18.8% | 31.2% | 37.5% |
| 開催後半 | 22 | 4.5% | 13.6% | 22.7% |
複勝率差は14.8ポイント。
前半では勝率も18.8%。
母数は38走なので大サンプルではありませんが、
開催前半なら勝ち切りまで期待できる種牡馬
です。
ドレフォン|前半勝率19.0%
ドレフォンは79走あり、今回かなり使いやすいデータです。
| 期間 | 出走数 | 勝率 | 連対率 | 複勝率 |
|---|---|---|---|---|
| 開催前半 | 42 | 19.0% | 23.8% | 31.0% |
| 開催後半 | 37 | 5.4% | 13.5% | 21.6% |
複勝率差は9.3ポイント。
10ポイントには届きませんが、注目したいのは勝率。
19.0% → 5.4%
まで大きく低下しています。
前半なら1着候補として注目
阪神ダート1200mの開催前半では、
ドレフォン産駒を単勝・1着固定まで含めて評価
する価値があります。
シルバーステートも明確な前半型
シルバーステートは、
| 期間 | 出走数 | 勝率 | 連対率 | 複勝率 |
|---|---|---|---|---|
| 開催前半 | 21 | 14.3% | 23.8% | 28.6% |
| 開催後半 | 16 | 0.0% | 0.0% | 12.5% |
複勝率差は16.1ポイント。
開催後半では今回勝利・連対ともありませんでした。
37走なので母数には注意が必要ですが、
開催前半なら血統面でプラス
にできます。
キンシャサノキセキも前半型だが扱いは参考
キンシャサノキセキは、
- 前半41走:複勝率34.1%
- 後半42走:複勝率21.4%
で前半+12.7ポイント。
サンプルも83走あります。
ただし今後の産駒出走機会を考えると、現在の馬券予想では主要候補というより、
過去の阪神ダート1200mの血統傾向を確認する参考データ
として扱うのがよいでしょう。
阪神ダート1200m|開催後半で狙いたい種牡馬
シャンハイボビー|15.8%→42.1%
今回最も大きな変化を見せた主要種牡馬の一つがシャンハイボビーです。
| 期間 | 出走数 | 勝率 | 連対率 | 複勝率 |
|---|---|---|---|---|
| 開催前半 | 19 | 5.3% | 10.5% | 15.8% |
| 開催後半 | 19 | 15.8% | 31.6% | 42.1% |
前後半とも19走。
条件がほぼ同じなのも分かりやすいところです。
後半では、
- 勝率15.8%
- 連対率31.6%
- 複勝率42.1%
まで大幅に上昇。
シャンハイボビーは後半なら軸候補
複勝率差は26.3ポイント。
今回の阪神ダート1200mではかなり目立つ数字です。
サンプルは38走なので過信は禁物ですが、
開催後半なら本命・対抗候補まで評価を上げたい血統
です。
ディスクリートキャット|後半複勝率38.1%
ディスクリートキャットは、
| 期間 | 出走数 | 勝率 | 連対率 | 複勝率 |
|---|---|---|---|---|
| 開催前半 | 19 | 0.0% | 10.5% | 21.1% |
| 開催後半 | 21 | 14.3% | 23.8% | 38.1% |
後半では勝率も大きく上昇。
複勝率差は17.0ポイントです。
開催後半なら、
1着まで含めて評価できるタイプ
です。
エスポワールシチー|後半勝率21.7%
エスポワールシチーは、
| 期間 | 出走数 | 勝率 | 連対率 | 複勝率 |
|---|---|---|---|---|
| 開催前半 | 26 | 7.7% | 15.4% | 19.2% |
| 開催後半 | 23 | 21.7% | 30.4% | 34.8% |
後半の勝率21.7%はかなり高い数字。
複勝率だけでなく、
勝ち切る能力が大きく上昇
しています。
開催後半では単勝や1着固定候補としても面白い血統です。
ダノンレジェンド|後半勝率20.8%
ダノンレジェンドも後半で成績上昇。
| 期間 | 出走数 | 勝率 | 連対率 | 複勝率 |
|---|---|---|---|---|
| 開催前半 | 16 | 0.0% | 12.5% | 18.8% |
| 開催後半 | 24 | 20.8% | 29.2% | 29.2% |
複勝率差は10.4ポイント。
特に勝率が、
0% → 20.8%
まで上昇しています。
母数40走なので過信はできませんが、
開催後半の勝ち切り候補
として注目です。
ヘニーヒューズ|大サンプルで後半寄り
実戦で非常に使いやすいのがヘニーヒューズです。
| 期間 | 出走数 | 勝率 | 連対率 | 複勝率 |
|---|---|---|---|---|
| 開催前半 | 70 | 8.6% | 20.0% | 24.3% |
| 開催後半 | 66 | 10.6% | 22.7% | 30.3% |
複勝率差は6ポイントなので極端ではありません。
ただし、
合計136走
という大きなサンプル。
後半でも勝率・連対率・複勝率すべて上昇しています。
そのため、
開催後半なら安定して評価を上げやすい種牡馬
です。
シニスターミニスターも後半で上昇
シニスターミニスターは、
- 前半56走:複勝率16.1%
- 後半39走:複勝率23.1%
です。
さらに勝率は、
3.6% → 15.4%
まで上昇。
複勝率差以上に、
後半で勝ち切りが増える
ことに注目したい種牡馬です。
ロードカナロアはほぼ中立
ロードカナロアは、
- 前半70走:複勝率20.0%
- 後半73走:複勝率21.9%
とほぼ同じ。
総合143走と大きなサンプルがありますが、今回の阪神ダート1200mでは、
開催時期によって評価を変える必要性は低い
結果です。
芝短距離でのイメージとは分けて考えたいところです。
阪神ダート1200mの種牡馬総合成績
2022〜2025年全体で30走以上している主要種牡馬を見ると、
| 種牡馬 | 出走数 | 勝率 | 連対率 | 複勝率 |
|---|---|---|---|---|
| モーリス | 53 | 11.3% | 24.5% | 34.0% |
| ディスクリートキャット | 40 | 7.5% | 17.5% | 30.0% |
| マクフィ | 34 | 8.8% | 14.7% | 29.4% |
| シャンハイボビー | 38 | 10.5% | 21.1% | 28.9% |
| サトノアラジン | 38 | 10.5% | 21.1% | 28.9% |
| リオンディーズ | 55 | 7.3% | 20.0% | 27.3% |
| ヘニーヒューズ | 136 | 9.6% | 21.3% | 27.2% |
| ドレフォン | 79 | 12.7% | 19.0% | 26.6% |
| エスポワールシチー | 49 | 14.3% | 22.4% | 26.5% |
| ダノンレジェンド | 40 | 12.5% | 22.5% | 25.0% |
| イスラボニータ | 49 | 8.2% | 12.2% | 22.4% |
| ロードカナロア | 143 | 4.9% | 13.3% | 21.0% |
総合成績では、
モーリスの複勝率34.0%
が特に目立ちます。
モーリスは阪神ダート1200m全体でも高水準
モーリスは53走で、
- 勝率11.3%
- 連対率24.5%
- 複勝率34.0%
です。
前半ならさらに複勝率39.3%。
「芝血統」というイメージだけで消すのではなく、
阪神ダート1200mでは実績を持つ種牡馬
として覚えておきたいところです。
2025年の阪神ダート1200mで好調だった種牡馬
2025年単年で8走以上した種牡馬を見ると、
| 種牡馬 | 出走数 | 勝率 | 連対率 | 複勝率 |
|---|---|---|---|---|
| ダイワメジャー | 9 | 22.2% | 22.2% | 55.6% |
| イスラボニータ | 8 | 12.5% | 25.0% | 50.0% |
| モーリス | 10 | 10.0% | 20.0% | 50.0% |
| エスポワールシチー | 14 | 14.3% | 35.7% | 35.7% |
| リオンディーズ | 12 | 8.3% | 25.0% | 33.3% |
| ロードカナロア | 30 | 13.3% | 23.3% | 33.3% |
| サトノアラジン | 10 | 20.0% | 30.0% | 30.0% |
| ダノンレジェンド | 11 | 9.1% | 18.2% | 27.3% |
| ニューイヤーズデイ | 15 | 0.0% | 20.0% | 26.7% |
| カリフォルニアクローム | 17 | 11.8% | 23.5% | 23.5% |
| リアルスティール | 13 | 7.7% | 15.4% | 23.1% |
| モズアスコット | 15 | 6.7% | 6.7% | 20.0% |
| ドレフォン | 20 | 15.0% | 20.0% | 20.0% |
| フォーウィールドライブ | 20 | 15.0% | 20.0% | 20.0% |
2025年では、
モーリス
ロードカナロア
エスポワールシチー
などが比較的使いやすい数字です。
モズアスコットなど新勢力も追跡
モズアスコットは2025年15走。
現時点では複勝率20.0%なので強調するほどではありません。
ただし今後データが増える世代なので、
- モズアスコット
- フォーウィールドライブ
- ニューイヤーズデイ
などは継続して追跡したい種牡馬です。
阪神ダート1200mで種牡馬データを使うポイント
① 開催前半ならモーリス
前半複勝率39.3%。
特に連対率32.1%が優秀です。
② ドレフォンは前半の勝率に注目
前半勝率19.0%。
後半5.4%との差が大きく、
1着候補として使いやすい前半型
です。
③ 開催後半ならシャンハイボビー
後半複勝率42.1%。
前後半差も26.3ポイントあります。
④ ディスクリートキャットも後半型
後半複勝率38.1%。
勝率も14.3%まで上昇しています。
⑤ 大サンプルならヘニーヒューズ
後半66走で複勝率30.3%。
極端な差ではありませんが、母数を考えると実戦向きです。
開催前半で狙いたい種牡馬まとめ
最注目
モーリス
- 前半複勝率39.3%
勝ち切り注目
ドレフォン
- 前半勝率19.0%
- 前半複勝率31.0%
注目
サトノアラジン
- 前半複勝率37.5%
注目候補
シルバーステート
- 前半複勝率28.6%
開催後半で狙いたい種牡馬まとめ
最注目
シャンハイボビー
- 後半複勝率42.1%
注目
ディスクリートキャット
- 後半複勝率38.1%
勝ち切り注目
エスポワールシチー
- 後半勝率21.7%
- 複勝率34.8%
勝ち切り注目
ダノンレジェンド
- 後半勝率20.8%
大サンプルで安定
ヘニーヒューズ
- 後半66走
- 複勝率30.3%
阪神ダート1200mの種牡馬傾向まとめ
2022〜2025年の阪神ダート1200mを開催前半・後半に分けると、
前半型
- モーリス
- サトノアラジン
- ドレフォン
- シルバーステート
後半型
- シャンハイボビー
- ディスクリートキャット
- エスポワールシチー
- ダノンレジェンド
- ヘニーヒューズ
ほぼ中立
- ロードカナロア
という特徴が確認できました。
特に面白いのが、
前半のドレフォン
後半のシャンハイボビー。
ドレフォンは、
勝率19.0% → 5.4%
と前半の勝ち切りが目立ちます。
シャンハイボビーは、
複勝率15.8% → 42.1%
と開催後半で大きく上昇。
阪神ダート1200mでは、
「開催時期によって狙う種牡馬を変える」
という考え方を使いやすい条件です。
種牡馬だけで決めず、ラップ・持ち時計・脚質・馬場状態・人気と組み合わせて馬券判断に活用してください。
データについて
この記事では2022〜2025年の阪神ダート1200m出走馬を種牡馬別に集計しています。
対象は、
224レース・実出走3,293頭。
開催区分は、
1〜4日目=開催前半
5日目以降=開催後半
です。
開催前半1,703頭、開催後半1,590頭。
出走取消・競走除外などは出走数から除外しています。
また、現在の馬券予想で使いやすくするため、今後の出走機会が極端に少ない種牡馬は主要評価から外し、現在も出走機会が多い種牡馬や今後データが増える種牡馬を中心に評価しています。


コメント