世界最高峰のダート短距離戦、ドバイゴールデンシャヒーン(G1)が間もなく開催されます。今年は日本から「リメイク」「アメリカンステージ」「クロジシジョー」の3頭が出走予定となり、いよいよ日本馬が世界の舞台で戦う時がやってきました。
ジャスパークローネの回避は残念ですが、好走血統を持つ日本馬たちがどのように戦うのか、期待が高まります。さらに、過去の好走馬の血統傾向から、有力馬の特徴も解説します!
ドバイゴールデンシャヒーンの特徴
ドバイゴールデンシャヒーンは、「世界最速馬決定戦」と呼ばれる一戦で、ハイペースになりやすく、ダートスプリンターたちの極限のスピード勝負が繰り広げられます。
- 開催地:メイダン競馬場(UAE・ドバイ)
- 距離:ダート1200m
- 賞金:総額2,000,000米ドル
- 戦術傾向:先行馬が有利だが、差し馬の台頭もあり
メイダンのダートコースはやや締まりがあるため、米国のダートよりも粘り強さが求められます。特に先行馬が有利な展開になりやすいですが、ハイペースの場合は差し馬にもチャンスが生まれます。
日本馬「リメイク」「アメリカンステージ」「クロジシジョー」に注目!
今年のドバイゴールデンシャヒーンでは、日本から3頭が参戦します。それぞれの特徴と血統を見ていきましょう。
リメイク(Remake)
- 父:ラニ(Tapit、Seattle Slew系、ダート適性◎)
- 母:サリエル(母父:キングカメハメハ)
- 好走ポイント:決め手のある差し脚、海外遠征経験
Seattle Slew系は、アメリカ競馬において重要な父系の一つであり、特にスピードと持続力を兼ね備えた血統として知られています。
アメリカンステージ(American Stage)
- 父:Into Mischief(Storm Bird系)
- 母:Bonita Mia
- 好走ポイント:先行力が強く、ハイペースでも粘れる
Storm Bird系はスピードと持続力を兼ね備えた系統であり、特にダート短距離戦に適性のある馬が多いです。
クロジシジョー(Kurojishi Joe)
- 父:フリオーソ(ロベルト系)
- 母:サイレンスラヴ(母父:スペシャルウィーク)
- 好走ポイント:持続力のあるスピード、ダート適性
ロベルト系はパワーと持続力に優れた馬が多く、ダート戦線で活躍するケースが多いです。
過去の好走馬と血統傾向
ドバイゴールデンシャヒーンでは、特定の血統が好走しやすい傾向があります。以下のような系統は特に活躍が目立ちます。
- ミスタープロスペクター系(スピード&先行力)
代表馬:シークレットサークル、スペンドアバック - ストームキャット系(持続力&粘り強さ)
代表馬:Into Mischief、ヘニーヒューズ - Tapit系統(パワー&ダート適性)
代表馬:ラニ(リメイクの父)、シブリオス
特に「ミスタープロスペクター系」の血統が強い馬は、ダートスプリント戦で圧倒的なスピードを発揮するため、ドバイゴールデンシャヒーンでも有利になりやすいです。
まとめ
日本馬「リメイク」「アメリカンステージ」「クロジシジョー」が世界戦に挑むドバイゴールデンシャヒーン。好走血統の傾向から見ると、アメリカンステージが先行力を活かせる展開になりやすく、リメイクは末脚勝負の展開になれば浮上のチャンス。
果たして、日本馬が世界のスプリント戦線を制することができるのか?その血統の持つポテンシャルにも注目しながら、レースの行方を見守りましょう!
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