2025年6月1日開催、日本競馬最高峰の一戦【日本ダービー(G1)】。3歳牡馬の頂点を決めるこの一戦は、東京芝2400mというタフな舞台で行われます。
スピード・持久力・勝負根性すべてが問われるダービーの過去データを分析し、狙い馬の条件を明らかにします。
コース特徴:東京芝2400mとは?
- スタートは正面スタンド前で最初のコーナーまで約350m。
- コーナー4回、最後の直線は約525mと長く、坂もある。
- 瞬発力とスタミナの両立が求められるが、Cコース替わり初週となるこの週は特に内・前が有利な傾向が強まる点に注意。
📌 外からの差し・追込みよりも、内枠の先行〜中団が有利。 📌 実際に1番枠の勝率・複勝率が非常に高く、外枠(特に14番より外)は成績が振るわない。 📌 単勝回収値が高い17番も、他の外枠は低調な点からも「極端な外枠は不利」傾向が読み取れる。📌 なお、1枠からは2019年に12番人気で勝利したロジャーバローズのような波乱の立役者も登場しており、内枠×人気薄の先行馬には妙味がある。
枠順・馬番別傾向|内枠+先行に妙味あり
馬番 | 着別度数 | 勝率 | 連対率 | 複勝率 | 単勝回収値 | 複勝回収値 |
1番 | 1- 2- 1- 6/10 | 10.00% | 30.00% | 40.00% | 931 | 150 |
2番 | 0- 0- 0-10/10 | 0.00% | 0.00% | 0.00% | 0 | 0 |
3番 | 1- 0- 1- 8/10 | 10.00% | 10.00% | 20.00% | 40 | 54 |
4番 | 0- 1- 0- 9/10 | 0.00% | 10.00% | 10.00% | 0 | 20 |
5番 | 2- 1- 0- 7/10 | 20.00% | 30.00% | 30.00% | 480 | 93 |
6番 | 0- 0- 1- 9/10 | 0.00% | 0.00% | 10.00% | 0 | 52 |
7番 | 0- 1- 1- 8/10 | 0.00% | 10.00% | 20.00% | 0 | 385 |
8番 | 0- 1- 0- 9/10 | 0.00% | 10.00% | 10.00% | 0 | 12 |
9番 | 0- 0- 0-10/10 | 0.00% | 0.00% | 0.00% | 0 | 0 |
10番 | 1- 0- 0- 9/10 | 10.00% | 10.00% | 10.00% | 117 | 27 |
11番 | 0- 0- 3- 7/10 | 0.00% | 0.00% | 30.00% | 0 | 114 |
12番 | 2- 2- 0- 6/10 | 20.00% | 40.00% | 40.00% | 136 | 91 |
13番 | 1- 0- 2- 7/10 | 10.00% | 10.00% | 30.00% | 42 | 73 |
14番 | 1- 0- 0- 9/10 | 10.00% | 10.00% | 10.00% | 19 | 13 |
15番 | 0- 1- 0- 9/10 | 0.00% | 10.00% | 10.00% | 0 | 12 |
16番 | 0- 0- 0- 9/ 9 | 0.00% | 0.00% | 0.00% | 0 | 0 |
17番 | 1- 0- 0- 9/10 | 10.00% | 10.00% | 10.00% | 125 | 41 |
18番 | 0- 1- 1- 7/ 9 | 0.00% | 11.10% | 22.20% | 0 | 33 |
📌 Cコース替わりの影響で前残り傾向強化。1〜5番枠が狙い目。 📌 複勝回収率では11番や7番(385)など中〜外枠の波乱もあり。 📌 一方で、14番より外は全体的に不振傾向。
人気別傾向|1〜4番人気で8割の勝ち馬が出現
人気 | 着別度数 | 勝率 | 連対率 | 複勝率 | 単勝回収値 | 複勝回収値 | 単勝適正回収値 |
1番人気 | 2- 3- 2- 3/ 10 | 20.00% | 50.00% | 70.00% | 33 | 89 | 41.6 |
2番人気 | 1- 3- 1- 5/ 10 | 10.00% | 40.00% | 50.00% | 53 | 78 | 43.6 |
3番人気 | 2- 2- 1- 5/ 10 | 20.00% | 40.00% | 50.00% | 82 | 91 | 126 |
4番人気 | 2- 1- 0- 7/ 10 | 20.00% | 30.00% | 30.00% | 200 | 86 | 183 |
5番人気 | 1- 1- 0- 8/ 10 | 10.00% | 20.00% | 20.00% | 125 | 72 | 157.3 |
6番人気 | 0- 0- 1- 9/ 10 | 0.00% | 0.00% | 10.00% | 0 | 38 | 0 |
7番人気 | 0- 0- 2- 8/ 10 | 0.00% | 0.00% | 20.00% | 0 | 79 | 0 |
8番人気 | 0- 0- 0- 10/ 10 | 0.00% | 0.00% | 0.00% | 0 | 0 | 0 |
9番人気 | 1- 0- 1- 8/ 10 | 10.00% | 10.00% | 20.00% | 466 | 125 | 458.9 |
10番人気 | 0- 0- 1- 9/ 10 | 0.00% | 0.00% | 10.00% | 0 | 52 | 0 |
11番人気 | 0- 0- 0- 10/ 10 | 0.00% | 0.00% | 0.00% | 0 | 0 | 0 |
12番人気 | 1- 0- 0- 9/ 10 | 10.00% | 10.00% | 10.00% | 931 | 93 | 871.1 |
13番人気 | 0- 0- 0- 10/ 10 | 0.00% | 0.00% | 0.00% | 0 | 0 | 0 |
14番人気 | 0- 0- 0- 10/ 10 | 0.00% | 0.00% | 0.00% | 0 | 0 | 0 |
15番人気 | 0- 0- 0- 10/ 10 | 0.00% | 0.00% | 0.00% | 0 | 0 | 0 |
16番人気 | 0- 0- 1- 9/ 10 | 0.00% | 0.00% | 10.00% | 0 | 364 | 0 |
17番人気 | 0- 0- 0- 10/ 10 | 0.00% | 0.00% | 0.00% | 0 | 0 | 0 |
18番人気 | 0- 0- 0- 8/ 8 | 0.00% | 0.00% | 0.00% | 0 | 0 | 0 |
📌 人気上位は信頼度高め。特に4番人気の単勝妙味は見逃せない。 📌 4番人気からは、2021年シャフリアール・2023年タスティエーラが勝利。妙味+信頼性の両面で魅力あり。 📌 大穴(12番人気)からの勝利もあるが、基本は人気サイド中心。
前走レース別傾向|皐月賞がダントツ、青葉賞組は苦戦
前走レース名 | 着別度数 | 勝率 | 連対率 | 複勝率 | 単勝回収値 | 複勝回収値 |
皐月賞G1 | 8- 9- 7-74/98 | 8.20% | 17.30% | 24.50% | 85 | 61 |
毎日杯G3 | 1- 0- 0- 7/ 8 | 12.50% | 12.50% | 12.50% | 146 | 33 |
京都新聞G2 | 1- 1- 0-15/17 | 5.90% | 11.80% | 11.80% | 547 | 72 |
青葉賞G2 | 0- 0- 2-19/21 | 0.00% | 0.00% | 9.50% | 0 | 25 |
NHKマG1 | 0- 0- 0-16/16 | 0.00% | 0.00% | 0.00% | 0 | 0 |
プリンシ(L) | 0- 0- 0- 6/ 6 | 0.00% | 0.00% | 0.00% | 0 | 0 |
📌 王道路線は皐月賞組。勝ち馬の多数を輩出。 📌 同じ東京芝2400mで行われる青葉賞組が不振というのは意外なポイント。 📌 青葉賞のレベルや間隔の違いが影響か。📌 京都新聞杯からは2015年のサトノラーゼン、2019年のロジャーバローズと、波乱を起こす存在が潜んでいる点にも注目。
脚質・上がり傾向|先行+上がり上位がベスト
脚質上り | 着別度数 | 勝率 | 連対率 | 複勝率 | 単勝回収値 | 複勝回収値 |
平地・逃げ | 0- 1- 0- 9/ 10 | 0.00% | 10.00% | 10.00% | 0 | 39 |
平地・先行 | 5- 2- 2- 25/ 34 | 14.70% | 20.60% | 26.50% | 476 | 197 |
平地・中団 | 3- 6- 7- 68/ 84 | 3.60% | 10.70% | 19.00% | 20 | 45 |
平地・後方 | 1- 1- 1- 42/ 45 | 2.20% | 4.40% | 6.70% | 9 | 11 |
平地・マクリ | 1- 0- 0- 3/ 4 | 25.00% | 25.00% | 25.00% | 132 | 45 |
3F 1位 | 2- 2- 3- 5/ 12 | 16.70% | 33.30% | 58.30% | 109 | 130 |
3F 2位 | 3- 1- 2- 7/ 13 | 23.10% | 30.80% | 46.20% | 77 | 83 |
3F 3位 | 0- 1- 1- 6/ 8 | 0.00% | 12.50% | 25.00% | 0 | 48 |
3F ~5位 | 1- 3- 0- 16/ 20 | 5.00% | 20.00% | 20.00% | 233 | 62 |
3F 6位~ | 4- 3- 4-113/124 | 3.20% | 5.60% | 8.90% | 96 | 59 |
📌 内枠+先行+上がり2位以内が最も理想的なパターン。 📌 差し脚質でも後方待機では届かず凡走リスクが高い。
まとめ:2025年日本ダービーで狙いたい条件
ファクター | 条件 |
枠順 | Cコース替わりで内枠+先行が有利。外枠(14番以降)は割引。 |
人気 | 1〜4番人気+12番人気の激走に注意 |
前走 | 皐月賞中心、京都新聞杯は高配当の使者/青葉賞組は評価下げ |
脚質 | 先行〜中団+上がり2位以内 |
🎯 ダービーは「王道データ+馬場傾向」が重要。Cコース替わりの週は内枠・前有利の傾向が強く、過去データとの融合が的中のカギ。
※本命・注目馬は枠順確定後に追記予定!
【追記】2025年日本ダービー|枠順確定後の本命&注目穴馬を公開!
🏇 本命:ファンダム(想定5番人気)
2025年のダービー本命には【ファンダム】を推奨します。
前走・毎日杯では、上がり最速の脚を使いながらも、勝ちタイムは歴代上位10頭のうち2位タイという非常に優秀な内容でした。
この毎日杯の歴代好タイム上位10頭を見ると、5頭がのちにG1制覇という実績を持つ名馬たち。
- キズナ(日本ダービー)
- アルアイン(皐月賞)
- シャフリヤール(日本ダービー)
- ディープスカイ(日本ダービー)
- ブラストワンピース(有馬記念)
- さらに1頭はメイショウタバル(重賞勝利済み)で、今後G1馬になる可能性もあり
このような歴代の実力馬たちと並ぶ高水準のタイムを記録したファンダムには、大きな期待が持てます。
▶ 枠順も好材料
6枠11番という絶好枠で、内すぎず外すぎず、流れに乗りやすい位置。
前走は後方からでしたが、今回は人気実力馬が外枠に集中したことで、好位で脚を溜めやすい展開になりそうです。
▶ 不安点も血統でカバー
1800m以上の距離未経験、左回りともに初経験ですが、血統的には適性が見込めます。
- 父:サートゥルナーリア(ミスタープロスペクター系)
- 母父:ジャスタウェイ(トニービンの血を内包)
タフなコース実績がある欧州血統とのバランス型配合で、東京芝2400mの持久力戦にも対応可能と判断。
前回の記事では、血統面からドゥラメンテ産駒の【マスカレードボール】を注目馬に挙げておりましたが、今回は枠順や展開面を踏まえた上で、より妙味のある本命馬を再考。
不利な外枠に入ってしまったマスカレードボールに対し、好枠で血統も展開も合致する【ファンダム】を本命とします。
🔥 注目穴馬:ショウヘイ(想定7番人気)
▶ 展開利が大きい
両隣の馬(エラエンブレム、エリキング)は先行争いに強く出ないタイプのため、ストレスなく前で走れる並び。
自身のペースで先行できれば、Cコース替わりの馬場なら粘り込みが十分可能です。
▶ 血統的にも距離対応可能
- 父:サートゥルナーリア(ミスタープロスペクター系)
└ 母はオークス馬・シーザリオ(名牝) - 母父:オルフェーヴル(三冠馬・長距離にも対応)
この血統構成であれば、2400mのスタミナ勝負にも対応可能です。
▶ 京都新聞杯組にも妙味
過去には2019年のダービー馬・ロジャーバローズもこのローテーションから激走。
ショウヘイもその再現を狙える素材といえるでしょう。
📝【レース結果・追記】2025年日本ダービーの振り返り
レースが終わりましたので、本命・注目馬の結果を振り返ります。
🎯 本命:ファンダム(14着)
レースではスタートを決めて想定通り前目のポジションを確保。しかし、直線で脚が残らず伸びを欠いて14着という結果に。
懸念されていたとおり、1800mまでしか経験がないことによる距離不安が表面化。また、左回り初体験という不安材料も影響した可能性があります。
能力は感じさせる馬であり、今後は距離を短縮する形での巻き返しに注目したい一頭です。
🔥 注目穴馬:ショウヘイ(3着)
こちらは予想がズバリ的中。好枠を活かして先行策を取り、スローペースの流れに乗って最後まで粘り込み、見事3着に激走!
父サートゥルナーリア、母父オルフェーヴルというスタミナに富んだ血統構成と、逃げ・先行馬が少ない並びにも恵まれました。
京都新聞杯組からの好走例としては、2019年のロジャーバローズ以来の激走となり、今後の重賞戦線でも注目される存在です。
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