芝中距離戦の世界的頂上決戦、ドバイターフ(G1)がいよいよ開催されます。今年は日本からリバティアイランド、ソウルラッシュ、ブレイディヴェーグ、メイショウタバルの4頭が出走予定となり、日本馬の活躍に期待がかかります。
さらに、このレースの主役として注目されるのが香港の最強馬「ロマンチックウォリアー(Romantic Warrior)」。欧州、香港、日本のトップホースが集結し、激戦の舞台となることは間違いありません。
ドバイターフの特徴
ドバイターフは、芝1800mの中距離戦であり、「持続力のあるスピードと瞬発力」が求められるレースです。
- 開催地:メイダン競馬場(UAE・ドバイ)
- 距離:芝1800m
- 賞金:総額5,000,000米ドル
- 戦術傾向:スローになりにくく、持続力のある馬が有利
メイダン競馬場の芝は、日本の芝に近いバミューダ+ライグラスの組み合わせで、比較的軽い馬場となっています。そのため、日本馬の適性が合いやすく、過去にも多くの日本馬が好走してきました。
好走する血統と産駒の傾向
ドバイターフで好走する馬の血統には、以下のような特徴があります。
- サドラーズウェルズ系(欧州の芝中距離王道血統)
代表馬:モンジュー、ガリレオ - ディープインパクト系(日本の芝中距離王道血統)
代表馬:キズナ、リアルスティール - キングマンボ系(持続力+スピード)
代表馬:ドゥラメンテ、ロードカナロア
特にディープインパクト系は、日本馬の活躍が目立つ血統であり、過去の勝ち馬にも多く見られます。今年の出走馬にもディープインパクト系の血統を持つ馬が含まれており、期待が高まります。
日本から出走する馬の紹介
今年のドバイターフには、日本から4頭が出走予定です。それぞれの特徴を見てみましょう。
リバティアイランド(Liberty Island)
- 父:ドゥラメンテ(キングマンボ系)
- 母:ヤンキーローズ(ロベルト系)
- 前走:香港カップ(G1)2着
牝馬三冠を達成した日本のトップホース。香港カップではロマンティックウォリアーに敗れましたが、持続力のあるスピードを武器にドバイターフでの勝利を狙います。
ソウルラッシュ(Soul Rush)
- 父:ルーラーシップ(キングマンボ系)
- 母:エターナルブレイズ(サンデー系)
- 前走:中山記念(G2)3着
安定した成績を誇る芝中距離馬。香港マイルで海外遠征経験もあり、ドバイの芝にも適性があると考えられます。
ブレイディヴェーグ(Brede Weg)
- 父:ハーツクライ(サンデー系)
- 母:インナーアージ(ディープインパクト系)
- 前走:東京新聞杯(G3)4着
母インナーアージはディープインパクト系であり、瞬発力と持続力を兼ね備えた血統。中距離戦でバランスの取れた適性を持つ馬です。
メイショウタバル(Meisho Tabaru)
- 父:ゴールドシップ(Halo系)
- 母:メイショウツバクロ(Deputy Minister系)
- 前走:東京新聞杯(G3)11着
ゴールドシップ産駒はスタミナと粘り強さを持ち、タフなレースで強さを発揮する傾向があります。中距離戦で持続力を活かす展開なら好勝負が期待されます!
注目馬「ロマンチックウォリアー」
ドバイターフ2025の主役と目されるのが、香港の最強馬ロマンチックウォリアー(Romantic Warrior)です。
- 父:アカピュルコ(欧州系)
- 母:ミスウォリアー(米国血統)
- 主な実績:香港カップ(G1)勝利、コックスプレート(G1)制覇
ロマンチックウォリアーは香港競馬を席巻する実力馬であり、世界的な評価も高い馬です。日本馬の最大のライバルとなることは間違いなく、今年のドバイターフではその走りに注目です。
過去の名勝負と注目馬
ドバイターフでは、過去に多くの名馬が勝利を収めています。
- ジャスタウェイ(Just a Way)—2014年に圧勝し、世界最強馬に
- アーモンドアイ(Almond Eye)—2019年に日本馬として勝利
- ヴィブロス(Vibros)—2017年に日本馬として勝利
今年はロマンチックウォリアー、ネーションズプライドなど強豪が揃っており、日本馬との対決が楽しみです!
まとめ
ドバイターフは、日本馬が得意とする芝中距離戦であり、過去にも多くの日本馬が好走してきました。今年はリバティアイランド、ソウルラッシュ、ブレイディヴェーグ、メイショウタバルの4頭が出走予定であり、血統的にも期待が持てます。
さらに、ロマンチックウォリアーが本命視されているため、日本馬がこの強敵をどう攻略するかが最大のポイントになりそうです。果たして、日本馬は世界の頂点に立つことができるのか?レースの行方を見守りましょう!
コメント