ダノンレジェンドはどんな馬?
競馬ファンなら一度は耳にしたことがある名前、「ダノンレジェンド」。その名の通り、競走馬として輝かしい成績を残し、現在は種牡馬として新たな伝説を築きつつあります。この記事では、彼の競走馬時代の功績と種牡馬としての特徴をデータを交えてご紹介します。
競走馬時代のダノンレジェンド
ダノンレジェンドは、2010年にアメリカで生まれ、日本で調教されたサラブレッドです。彼の競走馬としてのキャリアは、スプリント戦での圧倒的なスピードと安定感で知られています。
- 主な勝ち鞍
- JBCスプリント(2016年)
- 北海道スプリントカップ(2016年)
- カペラステークス(2014年)
- 黒船賞(2015年・2016年)
- 東京盃(2015年)
彼は30戦14勝という成績を残し、特に地方競馬のダート短距離戦でその実力を発揮しました。スピードと持久力を兼ね備えた彼の走りは、多くのファンを魅了しました。
種牡馬としてのダノンレジェンド
2017年から種牡馬として供用されているダノンレジェンドは、スプリント適性を受け継ぐ産駒を多く輩出しています。彼の血統背景には、父「マッチョウノ」と母の父「ストームキャット」という名血があり、これが産駒のスピードとパワーに大きく寄与しています。
- 代表産駒
- ハッピーマン(兵庫ジュニアグランプリ勝ち馬)
- ミッキーヌチバナ(アンタレスステークス勝ち馬)
- スペシャルエックス(兵庫ゴールドトロフィー2着)
これらの産駒は、中央競馬だけでなく地方競馬でも活躍しており、ダート短距離戦での安定した成績が特徴です。
中央競馬でも強いダノンレジェンド産駒
タフな馬場である地方競馬に強いダノンレジェンド産駒ですが、中央競馬でも好走率は高いです。実際のデータを元に紹介しようと思います。
ダノンレジェンド産駒:データで見る期待のスプリント血統
近年、競馬界で注目を集める種牡馬「ダノンレジェンド」。競走馬として短距離ダートで大活躍した彼の血統は、次世代のスプリンターたちにも引き継がれています。今回は、2021年3月7日から2025年3月2日までのデータをもとに、ダノンレジェンド産駒の成績を詳しく掘り下げてみましょう。
場所別成績:特定の競馬場で強い存在感
ダノンレジェンド産駒の競馬場別成績を見てみると、競馬場によって成績の特徴が異なることがわかります。
場所 | 勝率 | 連対率 | 複勝率 |
---|---|---|---|
東京 | 9.4% | 16.5% | 25.5% |
中山 | 11.2% | 21.4% | 28.1% |
中京 | 5.9% | 11.9% | 19.3% |
京都 | 12.8% | 23.1% | 30.8% |
阪神 | 13.4% | 21.8% | 31.7% |
注目ポイント:
- 阪神競馬場での複勝率31.7%は目を見張る成績で、産駒の活躍が顕著。
- 中京競馬場ではやや苦戦が見られるが、これはコース特性との相性が影響している可能性があります。
馬場状態別:柔軟な対応力を発揮
馬場状態による成績の違いも興味深い結果となっています。
馬場状態 | 勝率 | 連対率 | 複勝率 |
---|---|---|---|
良 | 11.8% | 20.8% | 28.7% |
稍重 | 13.8% | 21.9% | 31.3% |
重 | 6.7% | 16.7% | 24.4% |
不良 | 5.4% | 10.8% | 18.9% |
注目ポイント:
- 稍重馬場で勝率13.8%、複勝率31.3%と良馬場以上の成績を記録。砂質が軽くなる馬場でのパフォーマンスが光ります。
距離別成績:適性が明確なスプリント志向
距離別データから、ダノンレジェンド産駒の距離適性が見えてきます。
◆距離別集計
種牡馬:ダノンレジェンド
集計期間:2021. 3. 7 ~ 2025. 3. 2
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距離 着別度数 勝率 連対率 複勝率
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1000m 7- 7- 5- 52/ 71 9.9% 19.7% 26.8%
1150m 4- 1- 0- 22/ 27 14.8% 18.5% 18.5%
1200m 36- 22- 26-307/391 9.2% 14.8% 21.5%
1300m 7- 2- 0- 19/ 28 25.0% 32.1% 32.1%
1400m 22- 15- 26-194/257 8.6% 14.4% 24.5%
1500m 0- 0- 0- 2/ 2 0.0% 0.0% 0.0%
1600m 3- 4- 6- 65/ 78 3.8% 9.0% 16.7%
1700m 9- 7- 6- 79/101 8.9% 15.8% 21.8%
1800m 23- 28- 20-127/198 11.6% 25.8% 35.9%
1900m 1- 1- 1- 14/ 17 5.9% 11.8% 17.6%
2000m 0- 0- 0- 9/ 9 0.0% 0.0% 0.0%
2100m 0- 0- 0- 5/ 5 0.0% 0.0% 0.0%
2200m 0- 0- 0- 1/ 1 0.0% 0.0% 0.0%
2300m 0- 0- 0- 0/ 0
2400m 0- 0- 1- 2/ 3 0.0% 0.0% 33.3%
2500m 0- 0- 0- 1/ 1 0.0% 0.0% 0.0%
2600m 0- 0- 0- 2/ 2 0.0% 0.0% 0.0%
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注目ポイント:
- 1300mでの勝率25.0%、複勝率32.1%は目を引く成績で、この距離への高い適性を示しています。
- 1800mの複勝率35.9%も見逃せない数字で、意外と中距離でも対応力を見せています。
ダノンレジェンド産駒の特徴と攻略ポイント
- ダート短距離での安定感 特に1200m~1300mの距離で、先行力とスピードを活かす産駒が多いです。
- 稍重馬場で輝く産駒 良馬場以外でも力を発揮する柔軟な適性は、雨が降った日のレースでも期待値を高めます。
- 特定の競馬場での強み 阪神や京都競馬場での安定感を考慮し、これらの競馬場では特に注目したい血統です。
まとめ
ダノンレジェンド産駒は、ダート短距離戦を中心に確かな結果を残しており、レースでの信頼感が高い存在です。馬場状態や距離、競馬場ごとの成績を活用することで、さらに的確な予想が可能となるでしょう。次回のレースでも、ダノンレジェンド産駒の活躍に注目してみてはいかがでしょうか?
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